2024年08月 お伊勢・熊野・高野山・3泊4日参拝の旅(その39)day1・伊勢神宮(内宮)その9

(Seesaaブログと重複しております。ご容赦ください。)


 前の記事で取りあげた信用。獲得するのは大変。失うのはあっという間と言われます。筆者の場合は、社会人1年目でしたか、職場に取引先銀行の営業担当者が出入りしていました(注)。

そこで、「JCBカードをつくってくれないか」と。依頼されて、断る理由もないので、申し込みを書いて出したところ、「ごめんなさい。審査に通りませんでした」と。

 いわく、木造賃貸アパート在住、勤続1年程度では信用がないので、カードは発行できないと。まあ、そんなものかと思っていました。
社会の厳しさを知りましたが、若い時は勢いがあるので(笑)、そんなことでへこんだりしないですよね。


 10年ほど経って、アメリカの企業で働くようになり、出張で二週間現地(北米)に滞在というケースが出てきました。現地での食事、買い物、レンタカー費用などでカードを使っていると、あっという間に限度額(当時)の30万円を超えてしまいます。日本に帰国する日、宿のフロントでカードを出して支払おうとすると、限度額オーバーなので、日本のクレジットカードを発行した会社に電話して信用枠を拡張してもらってくれと。

 出張の度にその限度額拡張をしていたのですが、いつしか少しずつ枠が広がってきたようで、いつしか出張の度に日本に電話する必要がなくなっていました。

 信用の枠とか審査の基準は良く存じませんが、住宅ローンの返済が滞っていないとか、給与振り込みで毎月一定の額が口座に入金されているとか、そういう事象が比較的わかりやすい基準なのかなと思いました。
 木造アパート住まいのかつての筆者にはカードを発行しなかったのに、時間をかけて信用を積み増ししてくると、同じ人物に対して、今度は「上級会員のカードはいかがですか」と勧誘が来る。

 金融機関は、オカネを借りに来た人物を見て、貸したり貸さなかったりしているのではなくて、その人の支払い能力を見ているだけ。そういうものなんだと遅まきながら気が付きました。融資にしても信用の高い人や国、会社などには有利な条件で貸してくれる。それは貸し倒れのリスクが低いから。信用って大事なのねと気づいたのは、その頃でしょうか。


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(旅の写真)  2024年8月の伊勢・熊野・高野山。一日目。名古屋からバスで伊勢神宮(Ise shrine)へ。
参道を歩きます。
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